心の声とエゴの違いがもたらす人生の変化
私たちの暮らしは選択の連続です。
日常で起こる一つ一つを、私たちは間違いのない最良の選択を心掛け、行動しています。
一瞬一瞬を最善の選択を積み重ねて、一日を終えて、それから一週間が過ぎて、一か月がすぎて、そして今年も一年が終わって…
最善で最適だと判断して行動しているはずなのに、なんだかちょっと物足りないというか…何をやったのか忘れっちゃってるみたいな…
そもそも、私たちが日々判断している基準って、自分にとって最良で最善のものなのかな?
自分のことを無視してただ効率が良いとかという理由で判断していないかな?
自分の心の声をちゃんときいているかな?
毎日あまりに早いスピードであれやこれや決めて動いていても
ふと、振返ってみると自分の心の声をきかないで、先に先に進んでいる気がしませんか?
選択の主体が自分でない毎日を過ごしていると、一日の終わりに実際何をしたのか覚えていないなんてことないですか?
せめて一日が終わるまでには自分の心の声を聴いて自分を取り戻す時間が過ごしたいですよね。
ここでいう「心の声」は私たちの本質的な欲求や直感、真の自己からのメッセージです。
私たちが自分自身の本質の話をするとき、それを自我・エゴということがあります。
エゴとは利己主義という意味のエゴイズムを指すこともあります。
エゴは、時として自己肯定感や自己表現の源となりますが
過剰になると人間関係や社会生活に悪影響を及ぼすことがあります。
心の声とエゴの違いを理解してバランスをとりながら充実した人生になるように
心の声に従うことで得られる人生の変化や、エゴとのバランスのとり方など考えてみました。
心の声とエゴの違いがもたらす人生の変化を一緒に堪能しましょう
心の声を聞くってどういうこと?心の声を聞く方法は?
心の声を聞くってそもそもどういうことだと思いますか?
心の声を聞くとは自分の内面から湧き上がる本質的な欲求や感情、直感に耳を傾けることを指します。
外部の影響や他人の意見に左右されず、自分自身の真の気持ちや願望を認識してそれに従うことです。
心の声を聞くために重要なのは以下の三点です。
- 感情の認識
- 直感の尊重
- 本質的な欲求の認識
心の声を聞くためには、まず自分の感情を認識することが重要です。
喜びや悲しみ、怒りや不安といった感情を無視せず、しっかりと感じることは、心の声を聞く第一歩です。
次に、直感の尊重です。何かに直面する際に感じる直感を信じることも大切です。
そして、本質的な欲求を認識すること。
本質的な欲求を認識することは、自分が本当に何を望んでいるのか、何が自分にとって重要なのかを理解することです。
ただ、毎日を急かされるようにに過ごしていると、つい心の声を聞くことをなおざりにしてしまうのは私だけでしょうか?
自分の本質に近づきたいのに、そのための大切な時間を疎かにしてしまっている人のために
心の声を聞くためにいくつかの方法を紹介します。
デジタルデトックス
スマホやPCは今やなくてはならないツールです。
知りたい情報や疑問がわくたびに、これらのデジタルツールを使って、すぐに正解を得るために絶えず検索したり
SNSを頻繁にチェックするなど、過剰な情報に振り回されて脳がずっと使用中状態です。
デジタルデトックスとはこれらのデジタル機器を意図的に使わないようにして
ストレスや疲労を軽減・回復する習慣のことです。
スマホやPCから離れる時間を設けることで、外部からの情報や刺激を減らし、自分の内面に集中する機会ができます。
外部からの情報は時として私たちを不安にさせたり、ストレスに感じることもります。
スマートフォンやコンピュータからの通知や情報が減ることで
デジタルデバイスの過剰な使用によるストレスや不安が軽減され、リラックスした状態を作り出すことができます。
また、デジタルデトックスを行うことで、自己内省の時間が増え、本質的な欲求や感情に向き合う機会が増えます。
これにより、心の声を聞くための環境が整い、より深い自己理解が可能になります。
特に寝る前の時間をデジタルデトックスに使うと効果的です。
ジャーナリング
ジャーナリングは書く瞑想ともいわれて、心の声を聞くのにとても効果的です。
毎日数分間、自分の感じていることや思ったことをありのまま書き出します。
テーマを決めても良いですが、形式にこだわらず自由に書くことが大切です。
自分の思考や感情を紙に書き出し、頭の中で漠然としていた考えや感情を言語化することで
自分の内面を理解することができます。
また、今、ここで感じていること、思っていることにフォーカスすることは
マインドフルネスと同様にジャーナリングが書く瞑想と言われる所以です。
今ここに存在する自分の本当の自分の本当の気持ちにきづくことができ
これにより、心の声を聞くための静かな環境が整います。
リラクゼーション
マッサージやエステを受けた後、体だけでなく心も軽くなるような気分になりませんか?
また、マッサージを受けた帰り道普段忘れていた頬を撫でる風の感触に気が付いたりしませんか?
マッサージを受けて心身の緊張が緩和してリラックス状態になると
感覚が研ぎ澄まされ自分の内面に集中しやすくなります。
また、リラックスした状態は副交感神経が優位になり、気持ちが落ち着きます。
このような状態でいることは心の声をより感じ取ることができます。
マッサージやエステなどに限りませんが、お気に入りのカフェで本を読むとか、好きな音楽を聴きながらマンガを読むなど
あなたなりのリラックスの方法があると思います。
リラックスできる時間を意識的に作ることで、心の声は一層聞きやすくなります。
心の声に従うことで得られる人生の変化
心の声を聞くこととは自分の本質的な欲求や感情、直感に耳を傾けることだと書きましたが
心の声を聞くことでどんなことが得られるのでしょうか?
自分の感情、直感、本質的な欲求に耳を傾けることは
私たちが本当に望むことや、内なる平和を見つける手助けをしてくれそうです。
例えば、キャリアの選択や人間関係において、心の声に従うことで、より満足感を得ることができるでしょう。
心の声に従うことで、私たちはより充実した、意味のある人生を送ることができるといえそうです。
次は、そんな心の声に従うことで人生にどんな変化がもたらされるのかを考えてみました。
心の声を聴くことで見つける真の自己
まず、心の声に従うことで、自己理解が深まります。
私たちは日常生活の中で多くの選択を迫られます。
その選択が本当に自分の望むものであるかどうかを判断するためには、心の声を聞くことが重要です。
外部の期待や社会的なプレッシャーに左右されず自分自身の本当の姿を理解することは
私たちが何を大切にし、何を求めているのかを教えてくれます。
何を大切にし、何を求めているのかがわかれば、おのずと自分がどうなりたいかがはっきりします。
そして、目標がわかれば私たちはそこに向かって行動し、おのずと自己成長へ導いてくれます。
真の自己を知ることは、自己理解や自己認識を深めると同時に自己成長を促すことと言えます。
心の声がもたらす創造性と自己表現の向上
心の声を聞くことは、創造性と自己表現を高めるための重要なステップです。
前に書いた通り、心の声を聞くことは自己理解を深めます。
自己理解が深まると、自分が何をしたいのか、どうなりたいのかなど
自分の本当の欲求や目標が明確になり、それが創造的な活動や自己表現に繋がっていきます。
心の声に従うことで、既存の枠にとらわれない自由な発想が可能となり
例えば、アーティストや作家は、自分の内なる声に従うことで、独自のスタイルや作品を生み出すことができます。
自分の内面と向き合い、心の声を明確にすることで
結果として、創造性と自己表現が向上し、より充実した人生を送ることができるでしょう。
心の声を大切にし、それを創造的なエネルギーに変えることで、あなたも新たな可能性を発見できるかもしれません。
心の声に従うことで得られる内なる平和と幸福
心の声に従うことは、内なる平和と幸福を得るための鍵です。
心の声とは、自分の内面から湧き上がる直感や感情、思考を指します。
これを無視せずに受け入れることで、自己理解が深まり、心のバランスが取れるようになります。
内なる平和は、外部のストレスやプレッシャーに対して心が安定している状態を意味します。
心の声に従うことで、自分の本当の欲求や価値観に基づいた選択ができるようになり、結果としてストレスが軽減されます。
例えば、仕事や人間関係において、自分にとって本当に大切なものを優先することで、心の負担が減り、平和な状態を保つことができます。
また、心の声に従うことは、幸福感を高めるためにも重要です。
自分の内なる声に耳を傾け、それに基づいて行動することで、自己実現感や満足感が得られます。
これは、他人の期待や社会のプレッシャーに左右されず、自分自身の人生を生きることに繋がります。
心の声に従うことで、あなたもより豊かで満ち足りた人生を送ることができるかもしれません。
心の声とエゴの違い
「エゴ」とは心理学や哲学で「自我」や「自尊心」を意味する用語ですが
ここでは「利己主義」の意味で日常生活で一般的に使われている
「エゴイズム」を短縮した「エゴ」についてのことを指すこととします。
エゴ(利己主義)とは他人の利益や感情を考慮せず、自分の利益や欲望を優先する態度や行動を指します。
エゴイズムが強い人は、しばしば自己中心的で、他人に対して配慮が欠けることがあります。
「心の声」も「エゴ」も私たちの内面から湧き上がる本質的なものですが
「エゴ」が過剰になると人間関係や社会生活に悪影響を及ぼすことがあります。
というものの自分の内の「エゴ」も大切な自分の心の声の一部ですし
時としてその「エゴ」によって人生の局面で道が開けることもないとも限りません。
自分の内なる心の声を否定することなく受け入れられるように
心の声とエゴの違いをまとめてみました。
本質的な欲求においての心の声とエゴ
自分の心の中の「エゴ」を意識するのはどんな時でしょうか?
大切な人を独占したくなる時
自分のキャリアのためにライバルの不運を望むとき
自分の子供に世間的に良い学校の進学以外は許さないとき
など
本当は
大切な人を愛しているということ
仕事て成功したい
自分の子供に幸せになってほしい
など
自分の本質的な願望は後者のようなシンプルなものなのに
そのことに気づかずに「エゴ」を本質的な欲求と錯覚して
エゴに従えば、一時的な成功や承認を得ることができるかもしれませんが
長期的には人間関係の歪みを引き起こし、場合によっては大切なものを失ってしまうかもしれません。
本質的な欲求を理解するためには、「心の声」と「エゴ」の違いを認識することが重要なのです。
ポジティブなエネルギーとネガティブな影響
自分の中の「エゴ」が心の中で疼く時、たいてい不安や焦り、怒りなどのネガティブな感情が引き起こされています。
上の段で例に挙げた「大切な人を独占したくなる時」などは
大切な人を他の誰かにとられてしまうのではないかという恐れが伴っているかもしれません。
「自分のキャリアのためにライバルの不幸を望むとき」なども
自分の仕事のキャリアが途絶えてしまうかもしれないとの焦りがあるかもしれません。
そんなネガティブな感情に気づいたときは前にまとめた心の声を聞く方法を参考にして
今の自分の感情の観察をし、その感情がどこから来ているのかを考えてください。
そして、自分の価値観や信念に基づいた選択をすることが、心の声に従うことになります。
エゴからくるネガティブな感情の影響も自分の内面に向き合うことで
心の声によってポジティブなエネルギーとなるはずです。
まとめ
心の声とエゴの違いを理解することは、人生に大きな変化をもたらします。
心の声は自分の内側の直感から生まれる純粋な感情や欲求を指し、エゴは自己中心的な欲望や外側からの影響によって生まれます。
この違いを認識することで、より充実した人生を送ることが可能になります。
心の声に従うことで、自己理解と自己実現が促進されます。
これは、自分の本当の価値観や目標に基づいた選択を可能にし、内なる平和と幸福をもたらします。
一方、エゴに従うと、短期的な満足や承認を追求することになります。
エゴに基づいた選択は、競争心や嫉妬心を生み出し、人間関係を悪化させることもあります。
心の声とエゴの違いを理解し、心の声に従うことで、ポジティブなエネルギーを引き出すことができます。
これにより、内なる平和と幸福を感じることができ、より豊かで満ち足りた人生を送ることができることでしょう。
心の声とエゴの違いを意識することで、新たな可能性を発見できるかもしれません。